テーブルB通信

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「生命の証に、愛だけを残せ。」
中島みゆきの映画を見てきました。
コンサートツアーの様子を劇場版にしたもの。

アクロバティックな演出をするわけでもなく、こぶしをまわして
大仰にうなるわけでもなく、ただそこに歌があった。
何事もないようにサラリと歌われているが、
「置きにいく」球が200キロ越えの豪速球だからたまらん。

「世情」。シュプレヒコールね。27年ぶりに演奏されたという。    
27年ぶりて….。国宝の御開帳か。分厚い。分厚すぎる。
まわるまわるよ時代はまわる。まわったにちがいない。  
高校時代フォークソング部の部長だったことを思い出して
ギターを引っ張りだしてみた。相変わらず F が怪しい。     

ずいぶん前になるが京都のデパートでお見かけしたことがある。
少しカールした長い髪。色白で華奢で、美しいひとだった。
みゆき姉さん、アンティークジュエリー好きかなぁ〜?
バリバリ似合うと思うなぁ〜〜。

                           店主
ハンドメイド初登場。
ハンドメイド作家、サトさんをご紹介します。
20代はお菓子作りの仕事にたずさわり、本場フランスと日本を
行き来するパティシエさんでした。帰国後はスイーツデコの
作品を発表したり、グラスアートの先生(資格有り)も!
お料理、お菓子作り、編み物、消しゴムはんこ制作と、
根っからの「もの作りの人」なのです。^^
初回は、スイーツデコのピルケースとお花のヘアゴムです。
今後もたびたび登場していただきます。乞うご期待〜。

そんなサトさんは2月になるとソワソワしちゃうそうですよ。
バレンタインデーのスペシャルなチョコやスイーツの研究に
毎日デパートめぐりをしているとか。日本限定チョコなども
気になるところですね。わたしも毎年gallerのプラリネを購入。
ピエール・マルコリーニのフランボワーズも美味しい〜。
みなさん、大いに浮き足立ちましょ。

                           店主
「透け感」「ぬけ感」「こなれ感」
何ですと?
分厚くて、とてもじゃないけど重くて持てない女性月刊誌に
よく出てくるキャッチコピーなんですけどね。

透け感。これは分かる。たとえば二重に重ねた衣服の
上が薄い生地だから中の衣服が透けて見える、透け感。
あるいは一枚でも素材がシルクやレースなどで素肌が見える、
透け感。この春は透け感を取り入れてみることにするとしよう。

ぬけ感。たとえばボーイフレンドデニム(ボーイフレンドから
借りたようなちょっと大きめジーンズ。古着のおもむきを持つ。)
の裾をほんの少しロールアップ。華奢なパンプスと合わせて細い
足首を見せる、それがぬけ感。寒くないのか。

こなれ感。これが謎。
ネイビーのロングコートも白のハイカットバッシューでこなれ感。
ベーシックなトレンチにスポーツテイストのキャップでこなれ感。
ギャップやミスマッチのこと?ちょっと調べよう….。
「熟れ」って書くんだ!熟女の熟!慣れると同源って書いてある。 
すっかり身に付いて自由自在に使えるようになるの意。
熟練してぎこちなさがなくなるの意。技の熟練度ってことか。
おしゃれ上級者に見えるってことね。けど誰から見て?
コートにバッシュー、トレンチにキャップで「熟」と認めてくれる
人々(のみ)から見ておしゃれ上級者ってことね。ラジャー。
早速こなれ写真とともに。コーディネートはこうでねぇと!

あと、甘辛ミックスって何すか?

                            店主
パニエ!パニエ!パニエ!
春よ来い!ということでパニエのご紹介です。
アンティークの王道と、未使用の新品。どちらもフランスの
職人さんがひとつひとつ手作りしている貴重なお品です。

黒のパニエは貫禄十分。本体はしっかり編んでありますが、
革の部分が非常にデリケートになっていますので強度という点で
重い荷物等を入れてのご使用はおすすめいたしかねます。
どうぞインテリアとしてお楽しみくださいませ。                

未使用のほうは小ぶりで持ちやすいタイプ。
フランス国内でも伝統を継承する職人さんが減っていて、
ますます希少なお品となっているのだそうです。        
思い切って3点同時アップです。青・白・赤のフランスカラー。
飛ばし過ぎ?ゾーンに入った??                     

                           店主 
古本を売りに行く。
片付かない。片付けられない。片付けない。

生まれて初めて〜♫ 古本を売りに行った。
文庫本や雑誌43冊でランチ1回分と備蓄用の水20本分になった。
両手を広げて、ますだおかだの岡田のように「ぅわお!!」
夢の高額買い取りに、ぅわおが止まらない。止まらないぅわお。

部屋は片付くし臨時収入になるし、リユースできて気分上々。
次はどの本持ってこうかと整理中にじっくり読んじゃったりして
時間かかってしゃあないじゃぁ〜、あーりませんか。

今度は57冊持って行った。ランチ1回分にもならなかった。
両手を広げて、ますだおかだの岡田のように「なぬ!?」
まさかの低額買い取りに、なぬが止まらない。止まらないなぬ。
欲に走ったらこうなる見本。閉店ガラガラ。

そんなわけで、世間は大寒。そして敬称略。

                           店主
十日えびす。
毎年恒例、えべっさんへお参りに。
商売繁盛したいなら、笹をもってこい?
商売繁盛したんだから、笹をもってこい?
どうやら両方らしいです。

京都の恵美須神社は、兵庫県の西宮神社、大阪の今宮戎神社と
並んで日本三大えびすのひとつなのだそう。福男選びで朝6時の
開門と同時に疾走するのは西宮神社。何となく大阪っぽいけど。 

えべっさんまでの大和大路通りは道幅が狭く、両側には屋台も。
串揚げ、水あめ、おでんにトン平焼き。射的でラムネを倒し、
スマートボールでアメちゃんをもらう。楽しい時間。
お昼に行ったのでスピーカーからの「商売繁盛で笹もってこい」
の延々リピのカオスはありませんでした。ちょっとさみしい。

おみくじも引きました。小吉。商売は「利ありて損はなし」。
今年は福があるかな〜。^^

                          店主
シルバーチャーム。
1950年代のイギリスで、シルバーのチェーンブレスレットに
チャームをジャラジャラ付けるのが好まれていたようです。
お守りとしてラッキーチャームとして親しまれていたんですね。
旅行先での記念に、友情の記念に、魔除け(!?)にと、
選ばれたチャームたちにはその人の個性が詰まっています。

小さくて可愛らしいのでついつい集めたくなってしまいます。
「開く」「動く」などギミックのあるものは楽しいですね。
ブレスレットにはもちろん、チェーンを通してネックレスとしても。

写真は私物です。もちろん清水ダイブ(地元愛)で。^^ 
かなり太めのチェーンに14個のチャーム付き。トレーラーやバス、
教会のチャーム。フットボールチームの優勝記念のメダルも
付いています。持ち主は男性だったかもしれませんね。
 
                           店主
1月の誕生石、ガーネット。
3月生まれのわたしの誕生石は「さんご」。
小学生のときはそれがイヤでイヤでしょうがなかった。
「サファイア」「ルビー」「ダイアモンド」とかが良かった。
「さんご」て!..... なんかおばあちゃんみたいでヤだった。
けど今は「本珊瑚のお数珠、欲しいわぁ〜」なんて思っちゃう。
歳を取るのも悪くない。この程度のことでこの結論 。

珊瑚に加えて、ブラッドストーンやアクアマリンなども
3月の誕生石だそうですね。 
そうなん!いつから?ええやん「アクアマリン」とか!
ずーーーっと「さんご」やったから、そのお詫び??

さて、ガーネットのアクセサリーをUPしました。
お揃いのネックレスとピアスです。
ガーネットはスクエアにカットされたデザイン。
濃く褐色をおびた赤色は「信頼と愛の石」らしく誠実な印象。
なかでもシルバー × ガーネットは、小粒でもキリリとします。
アンティークでもそうでなくても好きな組み合わせです。
また、純粋なものは紫のお色目が強くでるとか。
紫のお色目、でております。

                         店主
2015年。初春。
商売繁盛を祈願しに伏見稲荷大社へ初詣。千本鳥居。
実家が商売をしていたので、毎年の恒例行事です。
いまは亡き父が40年ほど活版印刷屋を営んでおりました。

商売をしている家に育ったので、自分も何かお店をしたいと
漠然と思っていました。雑貨や古着が好きだった19歳の時、
ブリキのおもちゃやガラスのボタン、昔の置き時計や葉書などを
たくさん集めていました。何年かかけて集めた雑貨が300点を
超えたころ、父に「雑貨屋さんになりたい」と言いました。
京都の繁華街、寺町に店舗用物件も目をつけてありました。
「月に90万円、もうかるか?」と聞かれました。
「仕入れに30万、家賃人件費で30万、もうけが30万や。」
出来ると思う、と答えましたが「毎月、毎月、毎月90万やで。」
…..ぅ、うん…..。
「それにな、雑貨屋はかなりむずかしいほうの商売や。」
えっ、なんでそんなことがわかるの??
「天丼屋やったら、客は全員天丼を頼みよる。打率100%や。」

「雑貨屋は『今日は見るだけ』がある。」

ほんまや!あたしも、見るだけで買わへんやん!打率わるっ!
ポンっ!しゅるしゅるしゅる〜〜。
夢の風船がしぼんでゆく音を聞きました。23歳の時でした。
決定打が、建て替えの時その雑貨たちがそっくり行方不明に。
それでココロが折れてしまいました。しくしく。
特別だからと、とっておいた古い腕時計だけが残されました。
それがヘッダーの写真。お父ちゃん、見ててくれてるか〜い?
月に90万ももうからないけど、お友達と雑貨屋さんしてるよ〜。 
  
アクセス数のカウンターが急にえらいことになっていて、
「ガサ入れか?」「会計監査か?」とビクビクしております。
浮き足立たず、平常心でありたいと思っております。

みなさま、ありがとうございます!^^
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
                          
                          店主
終い弘法。
京都での大きな縁日は月二回。
毎月21日は東寺での弘法さん。約1200店の出店です。
毎月25日は北野天満宮での天神さん。こちらは300店ほど。
実家に近い弘法さんには大学の頃に通いつめました。
ヘッダーの写真にもしている古い時計はこのとき集めたもの。
自分の原点とも言えるアンティークたちです。
(お問い合わせをいただき、ありがとうございます。
そういう訳でごめんなさい、売り物ではありません…。)

バイトでお金を貯めて上京し、渋谷でレンタルバイクを借りて
雑貨屋さんや古着屋さん巡りをしていたのもこのころ。
いつか自分も雑貨店を、の憧れは….。

師走の始めにひっそりとオープンした、小さな小さなサイトに
たくさん遊びにいらしていただいて、感謝でいっぱいです。
楽しくお気に入りを見つけていただけるように、
ますますバラエティーに富んだお品をご紹介いたします。
今後ともどうか、よろしくお願いいたします。

みなさま、良い年の瀬をお迎えくださいませ。            
                           店主
白いロウソク。
京都タワーが1964年に営業を始めて今年でちょうど50年。
東京オリンピックや東海道新幹線開通と同い年なんですね。
なんて豪華な同級生なんだ!

仏壇仏具専門店も多い土地柄なので、
私はてっきりロウソクがモチーフかと思い込んでいたのですが、
海のない京都市内に灯台を、という発案からだそうで…。

それまでのランドマークといえば木造としては世界一の
高さを誇る、東寺の五重塔。55mもあるんです。
その東寺も清水寺も平安神宮も展望台から双眼鏡で見渡せます。

実家の屋根もチラッと見えるんです〜。^^

                           店主
カシミヤ。
いつもは adidas などのスポーツテイストの服装が多いのですが、
今年の冬は外出時の洋服を意識的に変えてみました。
10代のときに背伸びして買ったアニエスb.のカシミヤのセーターを
引っ張りだしてみたり、今シーズン流行りのツイードの
チェスターコートを清水ダイブ(地元愛)で奮発したり、
学生時代にバイトして買った、これまたカシミヤのチェックの
マフラーを合わせてみたり。大、大、大昔にパリ本店で買った、
ウエストンのローファーも履いてみました。
パリジェンヌをお手本に、品数は少ないけれど上質な素材の服の
着まわしに挑戦。同じ格好を週に3回しているだけともいう。
ずーっと昔に買ったものなのにカシミヤって軽くて暖かい。
「いい物はいいなァー」と再確認。

学生時代のサイズが今でも…?



いぇ、ちょっと痩せたものですから…..。 



今回は、コレが言いたかっただけですの。
オーっホホホホ…..。

                          店主
600分の一の確率。
京都というと、皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか。
歴史と伝統の街、神社仏閣や、はんなりとした雅なイメージ等々、
その魅力は年間5000万人もの観光客を惹き付けてやみません。

観光ガイドブックには載ってないけれど、
京都のタクシーの行灯(あんどん)のデザインは
バリエーション豊か。
ハートや星、ゾウや三日月、サクラや大文字山まであるんですよ。

なかでも三つ葉がトレードマークのヤサカタクシーは個性的。
とりわけ、1400台中4台しか走っていない四葉のクローバーは
知るひとぞ知るレアタクシー。

さらにさらに激レアなのが、二葉のデザイン!
ふたばと言えば二葉葵(フタバアオイ)が神紋の世界遺産、
上賀茂神社の「式年遷宮」とタイアップ。
こちらは式年遷宮が行われる2015年10月までの期間限定で、
なんと2台しか走っていないんです。 

運良く、2台ともに乗ったことがあるわたくし。(ドヤ顔炸裂)
御利益がありますように….。千客万来!

                            店主
「じっとしているように見えても、前に進んでいるんだ。」
BUMP OF CHICKEN の映画を見てきました。
まばゆいばかりのレーザービーム、
巨大なビジョンにはグラフィックがちりばめられ、
キャノン砲から爆音とともに天高く金のテープが降り注ぐ。
東京ドームを埋め尽くした、笑顔、歓声、そして涙。

1000人ほどのライブハウスで観ていたのがほんの数年前。
みんなのBUMPになったんだなぁー。ファンも素敵だ。

自分の人生の何年間かを、ロックスターと併走する。
自分のことを歌ってくれていると、
歌詞をメロディーをつぶれるほど胸に抱きしめる。
誰もが入学したら、いつかは卒業してゆく。
わたしはもうBUMPを卒業したけれど、
あのときめきを、あこがれを、つかまえたい。
高鳴る気持ちは激しく、ときに野蛮だ。

「じっとしているように見えても、前に進んでいるんだ」と藤クン。

そんなわけで、世間はクリスマス。

                            店主
「テーブルB」 2014年12月1日オープンしました。
10代後半から20代前半のころ、
雑貨屋さんや古着屋さんにとても憧れがありました。
ブリキのおもちゃ、ガラスのボタン、
ドイツやフランスのカッコいい文房具、
アメリカのネルシャツやスタジアムジャンバーなどの
古着が大好きでした。
「いつか自分もお店をしてみたい!」との思いがつのり
京都寺町あたりの物件も探していたくらいですから、
本気と書いてマジと読んでくださいね。^^

色々あってその当時は実現しませんでしたが、
(その「色々」に関してはまた後日…。)
このたび晴れてwebショップをオープンする運びとなりました。

代表はわたしですが、友人と協力して運営しています。
それぞれ得意分野があるので、
バラエティに富んだお店になればいいなと思っています。

京都の紅葉はあと少しで終わり、
師走らしくあわただしくなってきます。
忙しい毎日の中で、このサイトにどうぞ時々遊びにいらして
お気に入りとの出会いがあれば、幸いに存じます。

まだ産声をあげたばかりですので、
何かと不手際があるかと思いますが、
今後ともどうか、よろしくお願い申し上げます。

                       テーブルB
                           店主