最強の蔡國強。

国立新美術館で開催中の蔡國強さんの展覧会、
『蔡國強　宇宙遊 ―＜原初火球＞から始まる』へ行ってきました。
蔡さんといえば、2008年の北京オリンピックで巨人の足跡の
ファイヤーワークが会場を目指して歩いていくっていう作品を思い
出す方もいらっしゃるかも。

＊展覧会説明より抜粋
中国出身の国際的芸術家、蔡國強（さい・こっきょう、1957年生）
の大規模な個展を、サンローランとの共催により開催します。
蔡は東洋哲学、社会問題を作品の基本コンセプトとし、火薬絵画、
インスタレーションや屋外爆破プロジェクトなどで評価されていま
す。1986年末から約9年間、美術家としての成長に重要な時期を
日本で過ごし、1995年からはニューヨークに拠点を移して活動して
います。本展は〈原初火球〉を宇宙の誕生になぞらえた起点とし、
作家自身の活動の旅として、宇宙や見えない世界などをテーマと
する展覧会です。＊
　
蔡さんの作品には驚かされることばかり。
火薬！爆発！煙！と、一見すると暴力的な表現なんだけど、
これがね、美しいんですよ。胸に迫るものがある。
ああ、欲望ってこんな形をしているのかもね、と思わせたり
まだまだ行けるかもね、遠くへね、と希望も感じたり。

写真の真っ赤な部屋は、LEDの大型作品《未知との遭遇》。
銀河、ワームホール、宇宙船、アインシュタイン、ホーキング、
原始人と宇宙人、UFOなど多彩なイメージがLEDで表現されていて
ブルーになったりカラフルな7色になったり。（撮影OKでした）
この空間にずーっと居たかったなー。　

横浜出張に強引にくっつけたけど行ってよかった。
8月21日（月）まで開催中です。
　
　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 店主