大文字の送り火。

大文字の送り火。
京都の年間観光客は5000万人越え。おこしやす。
金閣寺や銀閣寺、清水寺に三十三間堂。祇園祭や時代祭、葵祭。
京都には昔から人々を魅きつけてやまない名所、行事がたくさん
あります。なかでもわたしのお気に入りは大文字の送り火です。

毎年8月16日のお盆の夜に先祖の魂(おしょらいさん)を送るため
五山に「大」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居形」の文字や
記号が橙色の炎で浮かび上がる、真夏の夜の一大スペクタクルです。
皆さん当日はTVなどで送り火の中継をご覧になるでしょうから
今年のお正月の雪でネガポジ逆転した大文字をど〜ぞ。^^

他府県のかたが(地元人でさえも)「ああ、大文字焼きでしょ?」
なんて言うのを聞くとこめかみがピキッとします。
饅頭や煎餅やないっちゅうねん。

起源は平安初期説、室町中期説など諸説分かれるそうなのですが、
江戸時代後期の記録によると「い」「一」「竹の先に鈴」!
「蛇」!!「長刀」を加えた十山の送り火だったとか。マジか。
凄くないですか?山が燃えるんだよ、文字や記号で。パンクやん! 

わたしになにかあったら、大文字保存会にテーブルBの売り上げを
全て寄付します。約束します。誓います。本当です。嘘じゃない。

 
                           店主