森村泰昌「ワタシの迷宮劇場」

京セラ美術館開館1周年記念企画展、森村泰昌さんの個展へ行って
きた。森村さんは、ゴッホになったりオードリー・ヘプバーンにな
ったり「変身」して名画に自分を入り込ませる作家。

撮影OKの展示だったので大好きな作品をパチリ。
森村さんがシンディー・シャーマンになった作品のためのポラ。
シャーマンもセルフポートレイトの作品で知られているし、
森村さんとも交流もあるようで、兄妹のような関係性！？
　
本番の写真を撮るために何枚も試すポラロイド。作家活動37年を
超えるキャリアのなかで800枚のポラを中心に構成されている。
展示方法も凝っていて波打つカーテンの迷路に迷い込んだよう。
　
展示会場の新館「東山キューブ」へ行ったのは初めて。
ここは高さ5メートルのガラスの壁や日本庭園などいわゆる映えス
ポットがあり、展示室以外は自由に入れるので着物やドレス姿の人
が何人も居た。あたしは改修前からある北・南回廊の大理石のらせ
ん階段が好き。
　
森村さんの展覧会に行ったのにシンディーシャーマンの作品集が
欲しくなっちゃった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　店主
　

『私の妹のために／シンディー・シャーマンに捧ぐ』（1998年）
のためのポラロイド。