柿本と森脇。

柿本と森脇。
鉄の焼き印。昭和の初め頃のお品で、旧仮名遣い。
カキモトとモリワキって言われたけど読まれへん。^^;;
3000個くらいある中からまず自分の名字を捜索。見つからず。
好きな歌手の名字を捜索。…..発見。買うのか。高いぞ。
   ↑だから誰。
麒麟や薔薇や葡萄を探してみる。字画数の多いほうがお得な気が
して。そんなんもんあらしまへんどした。←超絶京都弁。

なんなん?   ←これは何ですか?
のんのん?   ←乗るのですか?
ちゃうちゃう。 ←ちがいます。
ねんねん。   ←寝るのです。 

京都弁講座強制終了。

文字に興味があるのは、実家が活版印刷屋だったからかも。
(2015年1月4日のテーブルB通信をぜひご参照くださいませ♡)
家の半分が工場で、輪転機のまわる音で毎朝目覚めてた。 
壁一面に活字がビッシリ。職人さんが文字をひとつずつ拾い、
文字を組んでゆく。2ミリ角くらいの凸版文字は、左右逆さま。
気の遠くなるような作業だったんだろうなぁ。

今では「印刷博物館」や特別なイベントでしか見ることや体験
することが出来なくなった活版印刷。町の小さな印刷所で
輪転機の音やインクのにおいをさせながら頑張ってるところが
あると、ちょっと胸が熱くなる。
デジタルに取って代わられ、廃業するときも母型だけは残した。
母型とは活字の字面を造る型。鋳造すればまた活字が作れる。
鋳造する機械があれば、の話だけど。

                          店主